【やっと解禁!】コールとは?アイドルライブを盛り上げるなら声出しするしか!【例もあり】

オタク文化

近頃、至る所でアイドルライブなどの「コール解禁」が話題になっていますね。

そこで今回は、オタクならマスターしたい!アイドルライブでの「コール」「声出し」についてお話ししたいと思います。

アイドルライブでよく耳にする、ファンが熱い声援を送るときのメッセージ。

それがコールです。

曲中の掛け声として使用しやすいようなセリフとなっており、ファンみんなでアイドルちゃんに熱いエールを贈ることで、会場全体に一体感が生まれる、そんな素敵なフレーズです。

また、最近ではライブステージのメニューが用意されているメイドカフェコンカフェも増えてきており、そうした場面でもコールは使用されます。

「オタクするなら、やっぱりコールしたい!」

そんなオタクさんのために、ライブでよく用いられるコールをまとめてみました。

今回はたくにゃんの独断と偏見により、難易度別にレベル1~レベル3と分類させていただきました。 ビギナーさんは簡単そうなものからマスターしていきましょう。

【レベル1】即マスター可能!ノリで今すぐできるレベル

コールというと何かコアなオタクのみで共有されるマニアックな概念のように聞こえますが、要は「掛け声」です。なので、演奏中に叫ぶことができるような言いやすいものがほとんどです。
(とはいっても、言語的に少し特殊なものもございますが・・・)

覚えやすくて掛け声らしい、そして短めのフレーズとなっているものはレベル1に分類しました。

よく使われるものに以下のものがあります。

“はいっ!せ~の~、 はいっ!かわいい!”

曲の合間に使われる。内容的にもコールの中ではいちばん易しい。

“お前が一番!お前が一番!お~れ~の~ [アイドルちゃんのおなまえ]”

解りやすくてより掛け声らしい。「お~れの!おれの!」と、曲の部分によって変えることもある。

“超絶かわいいよ![アイドルちゃんのおなまえ]”

「超絶」という言葉を持ちることで、一番最初のものよりメッセージ性は強い

“イエッタイガー! ファイボワイパー!!”

地下アイドルの応援が発祥のコール。イエッタイガー!は「イエス!タイガー!(Yes! Tiger!)」が崩れたもの。ファイボワイパー!は「飛、除去」という意味。
なぜタイガー (虎)なのか等はレベル2にて解説。

【レベル2】文化的 & ややテクニカル

レベル2ではMIXというものについて紹介します。

MIXというのは、EVEL(エベル)という5人グループの方達が、1992年ごろからハードロックのコンサート等で気持ちが高ぶった際に叫んだ言葉が由来とされるものです。 これには3か国語のバージョンがあります。

以下、それぞれ3か国語バージョンのMIXです。

全て、最初は「あ〜!よっしゃいくぞー!!」の掛け声からスタートします。

日本語バージョン

虎(とら)!

火(ひ)!

人造(じんぞう)!

繊維(せんい)!

海女(あま)!

振動(しんどう)!

化繊(かせん)!

飛(とび)! 除去(じょきょ)!

英語バージョン

タイガー!

ファイヤー!

サイバー!

ファイバー!

ダイバー!

バイバー!

ジャージャー!

ファイボー! ワイパー!

アイヌ語

チャペ!

アペ!

カラ!

キナ!

ララ!

トゥスケ!

ミョーホントゥスケ!

一見、なんの脈絡もない単語を並べているだけのようにみえますが、一応意味はあるようです。具体的には解っていないのですが、EVELの方達の日常生活や旅行の際に見たものが関係しているとのこと。

例えば日本語の「飛」は英語だと「ファイボー」となっていますが、これは飛行機を意味しており、千歳空港と羽田を結ぶJAL503便のことだといわれています。503の5 (Five) 0を(オー)と読んでファイブ・オー→ファイボーとなったようです。

またアイヌ語バージョンがあるのも、EVELのメンバーが北海道在住だからではないか?と推測されます。 (アイヌ民族は17世紀~19世紀まで、北海道の蝦夷ヶ島に先住していました。)

【レベル3】覚えるな!!!感情を解き放ち魂で叫べ!!!

レベル3のコールは少し長いのに加えてメッセージ性の高いものとなるため、それなりに気持ちが重要となってきます。

「口上」と呼ばれるこのコールは、推しに対する熱い思いこそ必要不可欠です。

代表的な口上を2つ紹介します。

ガチ恋口上

言いたいことがあるんだよ!

やっぱり[アイドルちゃんのおなまえ]かわいいよ!

好き!好き!大好き!やっぱ好き!

やっと見つけたお姫様!

俺が生まれてきた理由!

それは、[アイドルちゃんのおなまえ]に出会うため!

俺と、一緒に人生歩もう!世界で1番愛してる!

ア・イ・シ・テ・ル!

赤文字のところは特に強調するのがポイントです。

ビスマルク口上

高まるよ!高まるよ!高まる低まるビスマルク!

シジマール!アルシンド!カズダンス!

ニーハイ!オーハイ!缶チューハイ!

ウーロンハイ!ナチュラルハイ!アイ・キャン・フライ!

少し応用的なのが、この「ビスマルク口上」

これがスラスラとできるようになれば、もうベテランですね。

どちらも思い切った内容となっていますが、特に「ガチ恋口上」は強烈な内容ではないでしょうか?

これまでよりも更に「好き」というメッセージ性が強いため、このコールが打てたら強いのは確か。

ライブでも定番ですので、練習してみる価値はあると思います。

【コラム】そもそもコールって誰が始めたの?

アイドルライブのコールの期限は、昭和の時代までさかのぼります。

70年代前半、当時からアイドルちゃんへのストーカー行為などは多発しており、問題視されていました。

そこで、そうした被害からアイドルちゃん達を守る有志、通称「親衛隊」なるものが立ち上がりました。

実はコールをはじめたのも、この親衛隊と呼ばれる人たちだといわれています。

親衛隊によるコール活動はある程度体系化されていました。

親衛隊幹部取り締まりのもと、コール内容を記載したカードの配布比谷公園明治公園代々木公園などでのコール練習が行われたそうです。

親衛隊の活動は紳士的であったため、事務所からも歓迎されていましたが、活動のエスカレートにより親衛隊同士のトラブルなども引きおこるようになりました。

そうした競合の解決のため、「関東親衛隊連合」が結成され、それ以降は親衛隊の結成は許可制となりました。

しかしその後、アイドルファンのスタイルも団体性から個人的に応援するというスタイルへと移行し、90年代には親衛隊は自然消滅となりました。

ちなみに、ライブではサイリウムやキンブレなどでアイドルちゃんを応援しますが、こうした応援アイテムも、親衛隊が装備していた警棒が発祥と言われています。

まとめ

今回は、以下のコールを紹介しました。
よく使われるコールですので、ひとまず覚える目標にしてみるよ良いでしょう。

  • “はいっ!せ~の~はいかわいい!”
  • “お前が一番!お前が一番!お~れ~の~ [アイドルちゃんのおなまえ]”
  • “超絶かわいいよ![アイドルちゃんのおなまえ]”
  • “イエッタイガー! ファイボワイパー!!”
  • MIX(日本語/英語/アイヌ語)
  • ガチ恋口上
  • ビスマルク口上

各ライブにてコール解禁のお知らせが発表されるようになり、また全力で盛り上がれると思うと嬉しい限りですね。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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