ツヤのある鮮やかな緑が美しい野菜「ピーマン」
炒め物に肉詰めにと、その楽しみ方も豊富でアレンジしやすいのもい魅力ですよね!
また子供の頃は、あの独特な苦味が受け入れられなかったけれど、そのピーマン特有のビターな魅力に大人になって気づいたという方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな味わい深い野菜であるピーマンについて色々とお話していきたいと思います。
この記事でわかること
- ピーマンの主な産地・旬の時期は?
- パプリカや唐辛子はピーマンの仲間?
- ピーマンには、健康に嬉しい栄養がたっぷり!
- おいしいピーマンを見極める3ポイント!
- ピーマンを長持ち保存させるための3ステップ!
ピーマンって、どんな野菜?

この章では
- ピーマンの旬の時期・主な産地
- ピーマンとパプリカ、唐辛子との関係性
- ピーマン特有の苦味回避の方法
について、詳しく解説していきます!
主な山地、旬の時期は?

ピーマンは主に夏から秋が旬の野菜ですが、冬から春にかけて収穫されるものもあります。
それぞれの時期によって栽培される地域が異なり、
- 夏秋ピーマン・・・宮崎県、茨城県、高知県
- 春冬ピーマン・・・北海道、岩手県、福島県
にて栽培されています。
よって1年を通して美味しくいただける野菜ではあるのですが、特に6月〜9月にかけて多くで周り、価格もこの時期は安価になりやすいようです。
ピーマンはパプリカ、唐辛子の仲間?

さて、ピーマンによく似た野菜として
- パプリカ
- 唐辛子
がありますが、これらの野菜はもしかしてピーマンの仲間なのでしょうか?
答えはYESです!
まず唐辛子との関係ですが、元々は唐辛子を品種改良し辛味成分であるカプサイシンを持たずに実った野菜がピーマンとされています。
故にピーマンも唐辛子も同じ「ナス科トウガラシ属」の野菜であり、ピーマンの品種違いとされるのがパプリカです。
パプリカはピーマンに比べ肉厚で甘味が強いのが特徴で、また全体的に赤みを帯びているのは完熟させているからです。
苦味の少ないピーマンもある?!

ピーマンといえば、あの独特なビターテイスト
あの苦味が原因で「ピーマンはちょっと苦手」という方も珍しくはないかもしれません。
そんな方には先ほどお話ししたパプリカの他、甘みの強いフルーツピーマンという品種もあります。
フルーツピーマン(もしくはパプリカ)には
- サララ
- こどもピーマン
- パプ丸
といった種類があり、まるで果物のように甘くジューシーであることから、ピーマン特有の苦味がちょっと・・・という方にも楽しみやすいピーマンとなっています。
ちなみに、あの苦味はピラジンという成分によるもので血行を良くしてくれると言われています。
他にもピーマンには健康に嬉しい栄養素がたくさん!
次章にて、もう少し詳しくお話ししましょう。
ピーマンに含まれる栄養素と期待できる健康効果

ピーマンには主に
- ベータカロテン
- ビタミンC
- カリウム
- ヘスペリジン
といった栄養素が含まれています。
では、それぞれの栄養素から期待できる健康効果について見ていきましょう。
ベータカロテン

ベータカロテンに期待できる健康効果として、
- 粘膜の形成
- 皮膚の健康維持
- 目の健康維持
といった効果が挙げられます。
ベータカロテンは油を使った炒め物などにすると、より吸収性を高めることができます。
ビタミンC

ビタミンCに期待できる健康効果として、
- メラニンの抑制
- 免疫力向上
- メンタル維持
といった効果が挙げられます。
意外なことに、ピーマンってビタミンCが豊富に含まれている野菜なんです。
その含有量、なんとレモンの約1.5倍!
ただし水に溶けやすいので要注意!
こうした観点からも、やはりピーマンは加熱調理に適した野菜と言えるでしょう。
カリウム

カリウムに期待できる健康効果として、
- 血圧調整
- むくみ解消
- 筋肉・神経の正常維持
といった効果が挙げられます。
ときにピーマンといえば肉野菜炒めなどの具材として大活躍ですが、そうしたメニューはスパイシーに仕上げたいもの。
それが故に塩分多めな仕上がりになりがちですので、こうした余計な塩分と距離を置くための栄養素はしっかりと摂取したいものです。
ヘスペリジン

ヘスペリジンに期待できる健康効果として、
- コレステロール値抑制
- 高血圧予防
- 血流改善
といった効果が挙げられます。
ポリフェノールの一種であるヘスペリジンは、ビタミンCの吸収を助ける役割を担っています。
また血管の健康維持を助ける作用があるため、動脈硬化予防などが期待されると言われています。
お店で選ぶときのコツ・長持ちさせる方法は?

ここでは、ピーマンをより美味しくいただくためのポイントとして
- お店で選ぶときのコツ
- 長持ちさせる保存方法
について解説します!
お店で選ぶときのコツ

お店でピーマンを選ぶときは、特に次の3つのポイントを要チェックです!
- 表面にツヤ・ハリがあり、濃い緑色をしているもの
- 手に持った時、やや重みがあること
- ヘタも緑色で、6角形のもの
意外と見落としがちなのが「ヘタ」
ここが茶色くなっていたりするものは鮮度が落ちているので要注意です!
また「ヘタが6角形」というのも、おいしさを見極めるためのポイント。
これは開花した時の花びらの枚数でもあり、5角形のものより6角形のものの方が栄養を多く吸収しており、味も甘味が増しているんですよね。
長持ち保存させるための3ステップ!

買ってきたピーマンを長持ちさせるには、次の方法で保存すると良いでしょう。
- キッチンペーパーで水気を取る
- 新しいキッチンペーパーでひとつずつ包む
- 袋に入れて密閉
ピーマンは水分に弱い野菜であるため、できるだけ水分を拭き取っておくことが重要。
また、劣化が映りやすい性質もあるので小分けして保存することもお忘れずに。
まとめ

では、今回のまとめに入りましょう。
- ピーマンは「夏秋」「春冬」の時期に分けて1年中栽培される野菜
- 特に多く出荷され安価になるのは6月〜9月
- パプリカ、唐辛子はピーマンの仲間!
- 苦味が苦手な人でも、フルーツピーマンならチャレンジできる?!
- ピーマンにはベータカロテンの他、栄養素がたっぷり!
- ピーマンを選ぶときは、ヘタの鮮度もチェック!
- ピーマンを保存するときは、水分を避けて小分けしよう!
ピーマンは「ナス科」の野菜ですが、ナスも栄養満点で天ぷらなどにしても美味しい人気の野菜ですね!
そんなナスについてもっと知りたい方は、コチラの記事がオススメです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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