冬に食べたいお野菜といえば、やっぱりカボチャ!
煮物に、スープに、天ぷらにしていただいても美味しいですよね。
そんな、冬のおうちごはんに大活躍のカボチャですが、健康や美肌に嬉しい栄養素がたくさん含まれてるんです!
またカボチャといえば、あの硬い皮。
毎回、料理の際に悩まされてる方も多いかもしれませんが、実はカボチャの硬い皮にも栄養たっぷり!
今日は、おいしくて体に嬉しいカボチャについて、お話しします。
この記事でわかること
- カボチャの旬は冬!だけど夏カボチャも美味しい?!
- カボチャは美肌にいいってホント?!
- カボチャは種や皮にも栄養たっぷり!
- お買い物前に要チェック!おいしいカボチャの選び方
- 意外と知らない?実はあの野菜もカボチャだった!
カボチャって、どんな野菜?
この章では、カボチャの旬や品種などについて解説します。
この章でわかること
- カボチャの旬の時期はいつ?
- カボチャは3種類ある?!
- ズッキーニはカボチャ?
カボチャの旬の時期はいつ?
一般的にカボチャの旬は10月から12月と言われています。
冬至やハロウィンといった文化の関係からも、冬に美味しい野菜として親しまれていますよね。
しかし、意外なことにカボチャは夏の野菜なんです。
実際にカボチャが収穫されるのは、夏から秋の間。
そこから更に成熟させることで栄養価が高まり、また甘さも増して美味しくなるのです。
ちなみに、冬至にかぼちゃを食べる習慣もこれに由来しています。
栄養たっぷりのカボチャを、更に栄養価が高い時にいただくことで風邪予防をし、冬を乗り切ろうというのが冬至のはじまりです。
カボチャは3種類ある?!
カボチャは大きく分けて、次の3つの品種に分類されます。
西洋カボチャ
私たちが普段よく食べているのが、この西洋カボチャです。
カボチャの中でも甘みが強く、実が柔らかいのが特徴となっています。
ちなみに、スーパーなどでよく見かけるのは「黒川栗かぼちゃ」という品種で、他にも細長い形をした「スクナかぼちゃ」や、かわいいミニサイズの「坊ちゃんかぼちゃ」などの品種も西洋カボチャの仲間です。
東洋カボチャ
西洋カボチャよりも前から日本で親しまれていたカボチャであり、味があっさり目であることから、日本料理との相性が抜群です。
「日本カボチャ」と言われることもありますが、実際には1541年にポルトガルから伝わった品種で、西洋カボチャが伝わる1863年よりも随分前から親しまれているカボチャです。
ペポカボチャ
よく、ハロウィンのシンボル「ジャック・オー・ランタン」を作る時に使われるカボチャで、日本では園芸用として知られています。
形もユニークで大きさも可愛いサイズですが、食べても美味しいカボチャなんです。
また、あの野菜も実はペポカボチャの一種なのだとか?!
ズッキーニはカボチャ?
食卓でもあまり見かけることのない、「ズッキーニ」
もしかしたら、初めてみた人もいるかもしれませんね。
そして、知っている人は「きゅうりの仲間かな?」と思うかもしれません。
しかし、実はズッキーニはカボチャの一種で、ペポカボチャの仲間なんです!
一見、きゅうりっぽいから意外ですね。
美肌・健康効果がすごい!カボチャに含まれる主な栄養素
カボチャには、次のような栄養素が多く含まれています。
- ベータカロテン
- ビタミンC
- ビタミンE
- カリウム
- 食物繊維
では、それぞれの栄養素で得られる健康効果について解説します。
ベータカロテン
カボチャに多く含まれる「ベータカロテン」は、体内でビタミンAに変換され、
- 粘膜の形成
- 皮膚の健康維持
- 目の健康維持
を助けます。
デスクワークで疲れ目気味な方は是非とも摂取したいところ。
また、皮膚の健康を助ける栄養素でもあることから、美肌効果も期待されています。
ビタミンC
カボチャには「ビタミンC」も多く含まれており、
- メラニンの抑制
- 免疫力向上
- メンタル維持
を助けます。
メラニンとは日焼けなどによって発生する色素で、主にお肌トラブルの原因とされるものです。
そのメラニンを抑えてくれることから、ビタミンCも美肌効果のある栄養素とされています。
なるほど。キレイを目指すなら、カボチャが効果的のようですね。
また風邪予防やストレスにも必要とされるビタミンCですが、実は人間の体で作り出すことはできません。
だからこそ、ビタミンCを多く含む野菜や果物などから摂取する必要があるのです。
健康を啓発する際、よく「野菜を食べよう!」と言われるのは、このように人間が健康に生きていくために必要不可欠な栄養がたっぷりと含まれるからなのですね。
ビタミンE
「ビタミンE」は人間の体を活性酸素から守り、生活習慣病を予防してくれる効果があります。
実は、人間の体は呼吸で取り込んだ酸素が原因で、酸化してしまうのです。
これは、体内に酸素が増えすぎてしまうが故に起こる現象です。
このようにして、体内を蝕んでしまうほど過剰に増えてしまった活性酸素から体を守ってくれるのがビタミンEなのです。
尚、ここまで紹介したビタミンA、C、EをまとめてビタミンACE(エース)といい、健康維持には特に重要な栄養素とされています。
カリウム
「カリウム」は余分な塩分を体外へと排出し、高血圧の改善が期待される栄養素です。
和食は出汁を使うことが基本となる料理であるため、特に日本人は塩分方の傾向にあると言われています。
故に、適量のカリウム摂取は意識したいところですね。
また、塩分排除によってむくみ解消といった効果も期待できるようです。
食物繊維
「食物繊維」は、余分な脂質・糖分を排出してくれる栄養素です。
適切に食物繊維を摂取することで、高脂血症や糖尿病といった、生活習慣病の予防が期待されると言われています。
カボチャ自体に糖分が含まれるとも言われますが、食物繊維も十分に含まれるため、ダイエット中でも食べ過ぎなければ大丈夫!
どうしても気になる場合は、より糖質の低い日本カボチャを選ぶと良いでしょう。
知っておきたい!カボチャのあれこれ
美肌・健康に嬉しい栄養素たっぷりのカボチャ。
より美味しくいただくには、選び方や保存方法などもチェックしておきましょう。
この章でわかること
- おいしいカボチャの選び方
- 種や皮にも栄養があるってホント?!
- 長持ちさせる保存方法は?
おいしいカボチャの選び方
スーパーなどでカボチャを選ぶときは、次の3つのポイントを要チェック!
- ずっしりとした重みがある
- 皮の色が濃いめ
- ヘタの周り部分が乾いている
最後の「ヘタの周りが乾いている」というのは、より熟したカボチャに見られる状態です。
ヘタの周りに少しヒビが入っていることもありますが、むしろOK!
逆に、ヘタの周りが柔らかめのものはスルーした方が無難です。
タネや皮にも栄養があるってホント?!
意外なことに、カボチャは皮やタネにも栄養が含まれているんです!
特に、皮に含まれるベータカロテンは果肉の倍以上。
煮物などにするときには是非とも皮ごと調理することをオススメします。
タネも天日干しした後で揚げると美味しく頂けますが、カボチャのタネには摂り過ぎNGとされるリノール酸も含まれるので、食べ過ぎ注意です。
長持ちさせる保存方法は?
カボチャをできるだけ美味しい状態で長持ちさせるには、次のポイントを押さえておきましょう!
- タネとワタは取ってから冷凍保存
- マッシュしてからの冷凍保存だと、更においしさキープ
- 保存前に、水分は十分取っておくこと
ちなみに、カット前のカボチャは10度前後の涼しいところに保管するのが吉!
ただし、湿気に弱いので風通しの良い保管場所を選びましょう。
まとめ
では、今回のまとめに入りましょう。
【カボチャには、栄養たっぷり!】
- カボチャにはビタミンACEにカリウム、食物繊維などの栄養素がたっぷり!
- なので、美肌や生活習慣病の予防に効果的
- 果肉だけでなく、皮やタネにも栄養が多い
【カボチャ選び3つのチェックポイント】
- ずっしり重め
- 皮の色が濃い
- ヘタの周りが乾燥気味
ついに冬も本番!
暖かい時期が待ち遠しくも、冬だからこそ楽しめる美味しい料理も恋しい季節ですね。
煮物にスープ、シチューとカボチャも冬料理に大活躍!
しっかり栄養とって、元気に冬を乗り切りましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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