サラダに、野菜炒めに、みじん切りにしてハンバーグの具材など、何かとお料理に大活躍の野菜、「玉ねぎ」
あっさりめで美味しいだけでなく、実は玉ねぎには様々な健康効果が期待できるのです。
また、春頃に収穫される「新玉ねぎ」は普通の玉ねぎよりも味が優しめ、なんと生食できてしまうんです。
今回は、そんな玉ねぎで得られる健康効果やお店での選び方、長持ちさせる保存方法について解説します。
この記事でわかること
- 玉ねぎの産地や旬の時期
- 生食できる!新玉ねぎって?
- 玉ねぎには、体に嬉しい栄養素がいっぱい!
- お店で玉ねぎを選ぶ時のチェック項目
玉ねぎって、どんな野菜?
普段、何気なく食べている玉ねぎ。
旬の時期など、玉ねぎが美味しい時期などはあるのでしょうか?
この章でわかること
- 玉ねぎの旬の時期
- 玉ねぎの主な産地
- 生食できる「新玉ねぎ」とは?
旬の時期は?
玉ねぎの旬は3〜5月ですが、実は一年中どこかで収穫されている野菜なんです。
玉ねぎは北海道、兵庫県、佐賀県さらには愛知県と日本各地に産地があり、それぞれ収穫時期が異なります。
つまり、いつもどこかの産地でとれたての玉ねぎが出荷されているので、玉ねぎはいつ食べても美味しい野菜なんですね。
「新玉ねぎ」とは?
旬の3〜5月に収穫される玉ねぎは、新玉ねぎと呼ばれています。
新玉ねぎは乾燥させないまま出荷されるため、
- 辛さ控えめで優しいお味
- 柔らかめ
- 水々しい
といった特徴で、なんと生食できてしまうんです!
玉ねぎ好きなら、一度は丸かじりしてみたいですね。
逆に、新玉ねぎはあまり加熱しすぎると栄養素が損失してしまうこともあるので注意が必要。
しかし、若干の加熱によってポリフェノールが増加するとも言われています。
玉ねぎには、栄養素がたっぷり!
玉ねぎには、次のような栄養素が多く含まれています。
- 硫化アリル
- カリウム
- オリゴ糖
- 葉酸
- ビタミンC
それぞれの栄養素で期待できる健康効果をチェックしましょう。
1. 硫化アリル
硫化アリルは、
- 動脈硬化予防
- 新陳代謝の活性化
- 食欲増進
を助ける栄養素で、血液をサラサラにする効果があります。
よく、玉ねぎを切っていると目にしみてしまいますが、その原因となる成分が硫化アリルです。
ちなみに、あの目にしみる現象は冷蔵庫で保管することにより、幾らか抑えることができます。
2.カリウム
カリウムは余計な塩分を体外に排出し、水分保持を助ける効果をもつ栄養素です。
カリウムをきちんと摂取することで、
- 高血圧の改善
- むくみ解消
- 筋肉の働きを守る
健康効果が期待できます。
筋肉がきちんと働くには、その動きのための収縮や神経伝達がきちんと行われたくてはなりません。
この働きを担う部分を「ナトリウムポンプ」といいます。
ナトリウムポンプを正常に保つには、体内のナトリウムとカリウムのバランスが保たれてなくてはなりません。
だからこそ、ナトリウム(塩分)の過剰摂取は禁物。
バランスよく摂取することが大事です。
3.オリゴ糖
オリゴ糖は乳酸菌・ビフィズス菌のエサとなる成分です。
オリゴ糖により、
- 美肌効果
- 不眠改善
- 免疫力アップ
などの効果が期待できます。
またオリゴ糖も糖分の一種ですが、虫歯の元であるミュータンス菌に影響しません。
さらに底カロリーであるため、「ダイエット中でも甘いものが食べたい!」という方には、是非ともヨーグルト+オリゴ糖メインのシロップがオススメです。
4.葉酸
葉酸は「造血ビタミン」とも言われており、赤血球を作るための栄養素です。
また、新陳代謝を高めるとされています。
葉酸で期待できる健康効果として、
- 貧血予防
- 口内炎予防
- 美肌効果
などがあります。
偏食のある人は、とくに葉酸が不足しがち。
気軽に葉酸を摂取できるサプリメントなどもありますので、「最近、貧血気味だな〜」と思う方は要チェック!
5.ビタミンC
意外ですが、玉ねぎってビタミンCが豊富なんです。
ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、また白血球の働きを助けてくれる栄養素です。
きちんと摂取することにより、
- 風邪予防
- 美白効果
などが期待できます。
実は、ビタミンCは人間の体内からは作り出すことができません。
なので、野菜や果物などからきちんと摂取することが必要なのです。
おいしい玉ねぎの選び方・長持ちする保存方法を解説
ここでは、お買い物に行く前に知っておきたい!おいしい玉ねぎの選び方や、鮮度を保って保存する方法について解説します。
おいしい玉ねぎの選び方
お店で玉ねぎを選ぶときは、次のポイントをチェックしましょう。
- 皮が乾燥していて、ツヤがあるか?
- 全体的に硬めか?
- 球体に近い形をしているか?
- 少し重めであるか?
新鮮な玉ねぎは全体的に引き締まっているため、身が固く重ためになります。
また玉ねぎは熟しすぎると形状が歪んでしまうため、避けた方が良いでしょう。
長持ちさせるには?
玉ねぎの保存は「常温」がオススメ!
おいしさを保ったまま、長持ちさせることができます。
保存の際にはネットに入れ、吊るして保存するようにしましょう。
この方法で約2ヶ月ほど保存することができます。
ただし、夏場と冬場は気温が大きく変わってしまうため、冷蔵庫での保存が必要となります。
玉ねぎは湿気に弱いため、冷蔵庫で保管するときは新聞紙などに包んで保存しましょう。
また、皮を剥いてカットした玉ねぎも基本は冷蔵庫での保存です。
ラップなどに包んで野菜室に保存しましょう。
使いかけの玉ねぎは、あまり長持ちさせることができません。
なるべく早めに使い切るようにしましょう。
まとめ
では、今回のまとめに入りましょう。
- 玉ねぎは日本各地の産地で収穫されるため、いつでも美味しい野菜
- 3〜5月に収穫される「新玉ねぎ」は、味がやさしくて丸かじりできる!
- 期待できる健康効果として、高血圧改善やむくみ解消、美容効果など
- 玉ねぎを選ぶときは、味が固くて重め、皮が乾燥しているものを
- 玉ねぎの保存は基本的には常温、野菜室に入れるときは新聞紙に包んで
因みに、普通の玉ねぎをサラダなどにして生食する場合はレンジで1分間ほど温めると、簡単に辛み抜きができますよ。
レンジで温めた後は、きちんと水でゆすぎましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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