炒め物はもちろんのこと、サラダで生食しても結構おいしい野菜
ニンジン
ヴィジュアルが色鮮やかでキレイなだけでなく、ニンジンには健康にうれしい栄養素がたっぷり!
今回は、そんなニンジンの意外と知らない豆知識や、ニンジンがもつ健康効果についてお話してまいります。
ニンジンって、どんな野菜?
ニンジンはセリ科ニンジン属の野菜で、北海道および千葉県で多く栽培されています。
ニンジンが美味しいとされているのは、5月下旬から6月と12月頃。
千葉県で栽培されるものを春夏ニンジンや冬ニンジン、北海道で栽培されるものを秋ニンジンといいます。
日本にニンジンが伝わってきたのは江戸時代。
ヨーロッパから長崎に伝わってきたものが西洋系、中国から伝わってきたものが東洋系です。
うち、一般的に食卓に並ぶのが西洋系ニンジン。
これはフランスで改良されたものが日本にも伝わってきたとされています。
ニンジンには、どんな栄養が含まれてるの?
この章ではニンジンに含まれている栄養素と、その健康効果について解説していきます。
ニンジンに含まれる栄養素一覧
- ベータカロテン
- カリウム
- ビタミンC
- 葉酸
ベータカロテン
ニンジンには多くのベータカロテンが含まれています。
ベータカロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚の健康や免疫機能を維持し、動脈硬化予防を助ける栄養素です。
ニンジンのようにベータカロテンを多く含む野菜は、炒めたり茹でるなどの加熱調理をすることで、細胞壁が壊れて吸収しやすくなります。
カリウム
ニンジンにはカリウムも多く含まれており、カリウムは高血圧予防に良いとされています。
カリウムにはナトリウムを体の外に出すのを助けてくれる働きがあり、塩分の取りすぎを防いでくれるからです。
また、カリウムには筋肉の収縮を助ける働きもあり、筋肉を維持する効果もあるとされています。
ビタミンC
風邪予防や美容効果も期待できるビタミンCも、ニンジンに含まれる栄養素の一つです。
ビタミンCには抗酸化作用があるため、動脈硬化予防も期待できるとされています
実は人間の体内でビタミンCを作ることはできません。
ですが、ビタミンCは人間の健康維持に欠かせない栄養素であるため、野菜などできちんと摂取する必要があるのです。
葉酸
葉酸は造血ビタミンとも呼ばれ、細胞の生成を助けることから人間の成長を助ける栄養素と言われています。
細胞の分裂や再生、赤血球の生産に必要となる栄養素であり、胎児の神経管閉鎖障害の予防に役立つ栄養素とされています。
美味しいニンジンの選び方・保存方法は?
この章では、スーパーなどでニンジンを選ぶ際におさえておきたい!
おいしいニンジンの選び方や、長持ちさせるための保存方法について解説します。
ニンジンを選ぶときは、ここをチェック!
スーパーなどでニンジンを選ぶときは、つぎの4つをチェックしましょう。
覚えておきたい!おいしいニンジンの特徴4つ
- 色が濃くて鮮やか
- 茎の切り口が小さめ
- 茎の色が緑色のもの
- 先端があまりとがっていないもの
ニンジンが全体的にオレンジ色をしているのは、栄養素のひとつであるベータカロテンによるものです。
よって、色が濃い目で鮮やかなほど、ベータカロテンを多く含んでいるものになります。
選ぶときは、特に色味をチェックしましょう!
これで安心!長持ちするニンジンの保存方法
ニンジンは湿気に弱いため、できるだけ乾燥させた状態で保存するのが好ましいとされています。
まるまる一本を冷蔵保存する場合、次の方法で保存するのがオススメです。
- 水分を十分にふき取る
- ペーパータオルか新聞紙でくるむ
- ポリ袋などで密封
- 立てた状態で保存
また、使いかけのニンジンは切り口から傷みやすくなってしまいます。
半分に切ったものなどは冷凍保存しましょう。
まとめ
では、今回のまとめに入りましょう。
- ニンジンの旬は5月下旬と6月・12月頃
- 代表的な栄養素はベータカロテン
- ベータカロテンは動脈硬化予防・皮膚の健康に効果的
- 色が鮮やかなものほど、栄養豊富でおいしい!
食に取り入れれば料理を美しく彩り、ベータカロテンによる健康効果で自分も美しくなれる!
見た目のごとく、鮮やかな野菜ですね^^
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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